ボクシングでデビュー戦を行った岡田哲慎選手が、対戦後に意識不明の重態となり、
搬送先の病院で亡くなったことが報じられています。
相手もデビュー戦だったそうですが、二人の階級はスーパーフライ級だったんですよね。
あまり重くない階級なだけに意外なんですが、
2009年に亡くなった辻昌建選手はミニマム級でした。
ともに急性硬膜下血腫との事でしたが、とても残念に思います。
ニュースの詳細について調べてみました。
岡田哲慎の対戦相手は神山匡史
12月20日に後楽園ホールで行われた試合は、
岡田哲慎さん(21・ランド)と神山匡史さん(32・フラッシュ赤羽)
のともにデビュー戦同士の対戦でした。
観戦した人の日記をみた所、
どうやら二人ともほぼノーガードで打ち合っていたらしく、
最後は二人ともバテてグダグダな試合展開になっていたのだとか。
デビュー戦のボクサーには良くありがちですが、
二人ともかなりパンチをもらっていたことが予想されます。
最後は4回22秒神山選手のTKO勝ちが決まったそうですが、
その後岡田哲慎選手が意識不明の重態に陥り、
病院に搬送されましたが1月4日に亡くなってしまったとのこと。
ダメージは想像以上に大きかったんでしょうね。
ブログやFacebookに父親の写真も?
岡田哲慎さんの父親がコメントを発表されていますが、
「息子が亡くなったのは大変残念な事でしたが、
20歳を過ぎた息子が自分で決めた事、止めても無駄だったと思う」
と、悔やむと言うよりも前向きなコメントを残されていました。
岡田哲慎さんは小さい頃は空手を習っていたそうなので、
恐らく父親も格闘技には多少関わりがあったのではないかと思われます。
確かにプロになって試合する人はみんな強い気持ちを持った人ばかりなので、
止めても勝手にやる人が多いと思いますし、
20歳を過ぎていろいろ制するのも過保護になってしまうと思いますしね。
この当たり・・・危険なスポーツやる時には難しい所だと思います。
それにしても気になったのは、
岡田哲慎選手がアルバイトなどで忙しい中合間を縫って、
週に3~4回の練習に来ていたということ。
プロになる選手は仕事と掛け持ちする人は多いですが、
仕事終わりに週5で決まった時間練習をする人が多いです。
岡田哲慎選手はもしかしたら他の活動も忙しく、
その分疲れや集中力が、他の事に向いていたと言う事もあったのかもしれません。
岡田哲慎さんのブログやFacebookなど探してみたんですが、
どうやらこれらのメディアは特にやっていなかったみたいです。
忙しくて更新もする暇なかったんでしょうね・・・
以前後楽園ホールで亡くなった辻昌建選手の試合を見たことがあったんですが、
ミニマム級と小さいながらも激しい打ち合いで、会場を沸かせてくれる選手でした。
試合終わりにも見かけたことがあるんですが、
とても礼儀正しくてやさしそうな選手でしたね。
ボクシングはパンチも大事ですが、それ以上に相手に打たせなかったり、
パンチを回避するディフェンスの技術も重要になってくると思います。
打ち合いの方が見ているほうは湧きますけど、選手の事を考えると
なるべくもらわずに相手を倒せるクリーンな試合の方がいいんですよね。
このニュースを見たボクサーや格闘家の方たちは、
改めてディフェンスの大切さを認識している事だと思います。
盛り上がってもノーガードの打ち合いは、特に素人はやめて欲しい。。
キックや総合は蹴り技や組み手もあるんですが、
ボクシングは主に頭を攻撃するので、その分危険度も増すのだと思います。